2020年06月21日
戸隠道(表参道)てくてく旅(宝光社~中社~奥社)
2 コース 宝光社~火之御子社~中社~奥社(往復)
3 所要時間 約3時間(約7㎞)
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270段の宝光社の石段を登り、社殿東側・神道(かんみち)を通って火之御子社、中社へ向かいました。中社は距離は短いのですが、神道に杉木立もあり古の雰囲気を漂わせています。戸隠信仰の中心地、中社の参道は、竹細工、戸隠蕎麦、宿坊が建ち並び大勢の人々が訪れていました。
奥社参道は一直線に続き、途中からの1キロ区間は、杉の大樹が連続しています。パワースポットとして人気があり、静寂の中に身を置くと霊験あらたかな風が頬を伝ってきます。背後に修験僧が修行したお山をいただいているためでしょうか、深山の地は不思議に気持ちが落ち着きます。急坂を登ると正面に奥社本殿が見え、天照大御神が天の岩戸にお隠れになった時、無双の神力で岩戸を開いた天手力雄命が祀られています。一段下がったところに、水を司る九頭龍大神が祀られています。
2020年06月08日
戸隠道(表参道)てくてく旅(善光寺~大座法師池)
2 コース 善光寺~湯福神社~七曲り(カット)~荒安~
皇足穂命神社~大座法師池
3 所要時間 約3時間(約9㎞)
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善光寺を起点にする戸隠表参道は、善光寺西の湯福神社から左へ一方通行車道を行きます。やがて雲上殿―往生寺に通じる道路と交わり七曲りへ。七曲りはかつて戸隠道表参道最大の難所で急な登りがつづきましたが、現在は片側一車線の舗装道路になっています。道路は6月まで一部区間がスノーシェイド工事のため片側通行になっていました。七曲りは狭くて急で車の往来が激しいため危険を回避し車で通過しました。スノーシェイド上部から再び歩きリンゴ園を登り切ったところが荒安です。交差点に「左とがくし」と刻まれた道標があり、さらに進むと飯綱社の里宮「皇足穂命神社(すめたるほのみこと)」があります。この先の古道はバードラインに並行した舗装道路ですが、行き交う車、人は皆無で、大座法師池までは緩やかに登っていきます。遠方に飯綱山を仰ぎ、新居住地が散見されると間もなく大座法師池に到着です。
2020年06月04日
戸隠道(表参道)てくてく旅(大座法師池~宝光社)
2 コース 大座法師池~大谷地湿原~一之鳥居~大久保茶屋
~祓沢道標~宝光院
3 所要時間 3時間(約10㎞)
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大座法師池から宝光社までの約10キロ区間は、道標が適度に設置され、ルートがしっかりしていて落ち葉が堆積し、新緑、満開のレンゲツツジ、小鳥のさえずりがあり気分良く歩くことができました。
大座法師池に隣接する駐車場に車を停め出発しました。大谷地湿原の脇道を進み戸隠古道の標識に沿って約3キロ進むと戸隠神社一之鳥居に出ます。かつての石造鳥居の残骸、再建された木造鳥居の撤去の歴史について立て札によって名残を知ることができます。一之鳥居跡近くの道標には、「従是中院神前迄53丁」の文字が刻まれています。ここを起点に一丁ごとに町石(1丁は109m)があったと言われていますが、現在はそのほとんどは新しい町石です。一之鳥居より7丁目に大久保の茶屋があり、現在は2軒が営業をしています。ここは古間、牟礼方面からの「戸隠下道」が合する交通の要地にあたり、戸隠・上野・鬼無里方面との中継所として馬小屋も数棟置くほどの賑わいだったとのことです。しばらく行くと、中社と宝光社の分岐点を示す祓沢の道標があります。右 ちゆうゐん(中院)、左 ほうく八うゐん(宝光院)と読む梵字です。宝光社は石段が270段あり樹齢600年といわれる杉木立に囲まれています。