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2021年09月21日
保福寺道・東山道てくてく旅(青木村,国宝大法寺入口~上田市,浦野宿)
1 コース 青木村,国宝大法寺入口~上田市,浦野宿~出浦瀧神社鳥居
2 所要時間 約2時間 約4㎞(クリックして大きくして見てください)
国宝大法寺入口側の山裾をおおよそ1キロメートル進むと浦野宿になります。浦野宿は江戸初期、慶長年間に作られた宿駅で東西700メートルあります。西から上町、新町、本町と続きますが、本町中ほどには問屋渡辺家の長屋門と復元された高札場がありました。浦野宿は松本藩主の参勤交代の宿駅でしたが、さらに高島藩7代、8代藩主が参勤交代の帰路保福寺道を利用していたことを今年開かれた松本市馬場家企画展で知りました。松本市南東部の領地、東5千石の巡見のためでした。かつて浦野宿は4と9の日が市日で六斎市が開かれ千曲川より西の川西地方の商業一の中心地として賑わっていたとのこと。現在は空き家もありますが、宿場の雰囲気は感じることはできました。
2021年09月12日
保福寺道・東山道てくてく旅(青木村、入奈良本・市之沢宿~国宝大法寺)
1 コース 青木村、入奈良本・市之沢宿~恋渡神社~奈良本・上手町宿
~青木村役場~昼付馬頭観音~浦野駅(うまや)推定跡
~国宝大法寺
2 車 入奈良本・市之沢宿~恋渡神社~奈良本・上手町宿
3 所要時間 約3時間 約7㎞(奈良本・上手町宿~青木村役場
~青木村役場~昼付馬頭観音~浦野駅(うまや)推定跡
~国宝大法寺
2 車 入奈良本・市之沢宿~恋渡神社~奈良本・上手町宿
3 所要時間 約3時間 約7㎞(奈良本・上手町宿~青木村役場
~国宝大法寺)
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恋渡神社
奈良本・上手町宿
(クリックして大きくして見てください)
馬頭観音
保福寺峠から青木村最初の集落、入奈良本・市之沢集落(幕末には継荷客で栄えた宿)から恋渡神社、権現堂の涌井、上野坂は車を利用し、そこから先の大法寺までを歩きました。由緒ある瀧仙寺の麓の集落、上手町、川原町は古道の宿や市が開かれた町で面影があり、大門橋たもとの馬頭観音、道祖神には歴史を感じました。塩原牧寄遺跡(古代の牧場もしくは東山道に関連した遺構と推定)、太子堂公園下の東山道を踏みしめながら青木村中心部へと下り、国道を横切って役場の東を当郷(国宝、大法寺の地)へ向かいますが、途中には県下有数の大きさを誇る昼付の馬頭観音があり、浦野駅(うまや)跡と推定されるところを通過して、塩田平を見下ろす国宝大法寺三重塔を見学しました。平地を見下ろす台地に塔を建てることは、中世の山地寺院では典型的なやり方で、建築の美しさも配置の妙によって倍加され「見返りの塔」という名で親しまれているとのことです。飛鳥時代の大宝年間(701~)に創建された古刹ですが、信濃塩田平の奥座敷にこれだけの塔が存在することに不思議さを覚えました。街道の東山道は所々に標柱や説明看板があり歩きやすかったです。