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2016年08月27日
野麦街道(入山宿~水没記念碑)
1 期 日 平成28年8月25日(木)
2 コース 奈川渡ダム~入山宿~水没記念碑
3 所要時間 2時間 約5㎞
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宮ノ下隧道・野麦街道は右へ
旅籠・松田屋
2 コース 奈川渡ダム~入山宿~水没記念碑
3 所要時間 2時間 約5㎞
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野麦街道の面影がのこる入山宿は、東京電力奈川渡ダムサイトの宮ノ下隧道の脇から入ります。(大白川林道から入るのが本筋)畑にいた古老に入山地区についてお話を聞きました。「かつては20世帯ほどあったが、今は10世帯になった」とのことです。急傾斜地で耕地が少なく寒冷地のため、減るのはしかたない成り行きだったと思います。江戸時代には幕府の要人が街道を頻繁に活用し、明治、大正時代にかけては、工女たちが往来しました。明治元年の建築を復元した旅籠・松田屋は、この地区一番の賑わいをみせていたそうです。今は周辺の廃屋も含めひっそりと佇んでいました。街道に宿場町はなく、工女、歩荷、牛方などが通る生活の道路でした。このため鉄道が敷設されると野麦街道は一気に衰退しました。山深い街道は誰一人会わず静まり返っていました。