佐久甲州街道てくてく旅信州編(南牧村・海ノ口宿、海尻宿)
1 期 日 平成30年7月11日(水)
2 コース 野辺山駅~海ノ口馬市場跡~海ノ口宿~海尻宿
3 所要時間 約4時間 約11㎞
4 佐久甲州街道とは 韮崎宿~岩村田宿 総距離 約80㎞
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野辺山原の高原野菜収穫、後方は八ヶ岳
南牧村海ノ口馬市場の跡
野辺山原の裾の谷間にある南牧村海ノ口宿
南牧村海尻の海尻宿
南牧村海尻の「北国の春」歌詞記念碑
佐久甲州街道・信州編 海の字が付く宿場・海ノ口宿、海尻宿
JR野辺山駅で佐久甲州街道・海ノ口宿について情報収集をし出発しました。国道141号線を北へ約4キロ行った所に海ノ口馬市場跡があります。南牧村は江戸時代から農耕馬、乗馬の一大産地となり、南牧の牛馬市は900頭を超え,木曽に次いで賑わったとのことです。村名も南牧と付けられました。この先のレストラン141の所に旧国道141号と現国道141号が分岐する所があります。旧道が佐久甲州街道の道筋にあたり南牧村本村の海ノ口宿へと続きます。宿場は野辺山原の裾の谷間にあり荷物の継立、旅人の休息,宿泊として賑わっていました。家並みや坂道の古道から宿場の雰囲気は十分に感じられました。4キロ先の海尻宿にも問屋が置かれ往時の面影が残っていました。二つの海の宿場名の由来は、平安時代(887年)に八ヶ岳が水蒸気爆発を起こし、泥流によって塞がれた千曲川に天然ダム湖が誕生したことによります。やがてこのダム湖も大崩落し消滅しましたが、天然ダム湖に千曲川が流れ込んだ場所を「海ノ口」、反対側の流出部を「海尻」と呼ばれました。
「白樺・青空・南風、こぶし咲くあの丘……」で始まる名曲「北国の春」の作詞者・いではく(作曲は遠藤実)は、南牧村出身で佐久高原を良く表現しています。いでの生誕地の海尻の国道沿いに歌詞記念碑があります。
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