2017年11月04日 18:35
NHK大河ドラマ「おんな城主・直虎」の許婚、直親(亀之丞)が、今川氏から命を狙われたため落ち延びた高森町の松源寺を見学しました。ドラマ開始以来、各地から大勢の人が訪れており当日も売木村から30人ほどが来て見学していました。寺に続く松岡城は、竜東地域が一望できる要害堅固な城で、亀之丞もこの景色を眺め井伊谷へ帰郷する日を夢見ていただろうなと思いました。
高森町の瑠璃寺は源頼朝の祈願所となり寺領750石が永代寄進されました。その際3本の桜が共進され桜の名所になっています。古刹の雰囲気が漂っており伊那谷にこれほどの名刹があったことを初めて知りました。春にはもう一度訪ねたいところです。高森町の市田宿は、旧153号線に面しているため時代の変化が激しく面影は薄かったです。
終着地の飯田城址には唯一の現存建造物・赤門(旧飯田城桜丸御門)があり市の有形文化財に指定されています。赤門(朱塗り門)は、大名が徳川将軍家の姫を正室に迎える時だけ設置が許されたとのこと。
伊那街道歩きは2年間の旅路でしたが、天候に恵まれ主催者の名ガイドもあり中馬街道の歴史、文化を十分楽しむことができました。