2017年08月28日 15:03
大鹿村の秋葉街道第3弾は、飯田市上村境の地蔵峠から大鹿村最大の平坦地大河原の中心部へ向かう下り歩きの旅でした。地蔵峠は信州百名山「鬼面山」の登山口になっておりこの日も4台の車が停まっていました。上流部安康地区(安康とはカジカのことらしい)には、本州を縦断する中央構造線の断層「安康露頭」が川に面して露頭していました。その下流の深ヶ沢地区は、明治の頃に入植した集落があったとのことでしたが面影はありませんでした。峠から大沢橋までの約10キロ区間は、36災害の影響で古道は失われ新道の車道歩きでした。秋葉街道沿いの引の田集落に入ると国指定重要文化財の松下家住宅があり何故か安心感が湧きました。小さな集落ですが、代々名主をつとめた家で切妻造りで200年が経過しています。谷間の中に歴史の生き証人が残っていたことが驚きでした。大鹿村中心部から地蔵峠を越えて遠山郷への道は、距離があり山越えのため旅人は相当苦労しただろうなと思います。