2017年06月30日 17:05
江戸時代に幕府が直接支配した領地(天領)に置かれた役所の飯島陣屋を見学しました。信濃の国の天領は、南信の飯島、東信の御影(小諸市)、北信南部の中之条(坂城町)、北信北部の中野(中野市)の4カ所の陣屋が中核を担いました。飯島宿は約1キロに及んでいたとのことですが面影はありませんでした。
飯島町慈福院には高遠の石工・守屋貞治作の延命地蔵菩薩が、松川町の清泰寺には徳本上人名号塔、徳本大行者座像がありました。今年は徳本上人の200回忌にあたります。 参加者 23名
徳本上人について
江戸時代にとびぬけて優れた念仏僧で、生涯を修行と念仏布教活動に身を捧げ、皇族、将軍家、諸大名、一般民衆まで多くの人から信仰された。徳本上人が書かれた名号文字は速書きで、丸みをおびた特徴がある。お説教は法然上人の一枚起請文にある「ただ往生極楽の為には南無阿弥陀仏と申して疑いなく」日々お念仏を唱えることの重要性を説いた。木魚と鉦を激しく乱打して皆でお念仏を称える独特の念仏。