2016年11月18日 15:19
野麦街道の起点は、松本市本町と伊勢町の交差点です。ここに新設の道標「左野麦街道」と街道の面影を残す牛つなぎ石があります。ここから先は今年実施された松本歴史の里企画展の資料を参考に歩きました。島立地区はすでに市街化が相当進んでおり旧道がどこにあるのか見誤ることが多々ありました。奈良井川を渡った西側には荒井観音堂が、さらに先の堀米には「右まつもと、左ひだ」の道標がありました。高札場標識も二カ所あり、少ない目印等を頼りになんとか旧道を探しました。堀米地区は北アルプスが遠望でき切妻民家も沢山残っていました。旅人は北アルプスに別れを告げ、飛騨への旅路を急いだことと思います。起点から新村駅まで約9キロを歩きましたが、島立地区は田舎風情が残っていて安らぎがありました。