2016年11月05日 20:11
入山宿から次の集落、田ノ萱で古老に野麦街道を訊ねましたら「水没記念碑から田ノ萱間はダムの湛水底や藪になっているところが多い」との事でした。仕方なく新道を歩くことにしましたが、標識がところどころにあり旧道との交わりは雰囲気でわかりました。田ノ萱からは祠峠が良く見えました。祠峠は以前「奈川自然案内人の会」の主催で訪れたことがありましたが、この峠は旧奈川村と旧安曇村大野川(乗鞍へ行く道)間を結んだ峠で山頂にはお宮や数件の廃屋がありました。記憶に乏しかった祠峠を確認できて良かったです。新道に石仏群がありましたが、旧道にあったものを村の衆が一カ所にまとめたものと思います。古宿は奈川に4カ所あった宿屋の一つですが面影はありませんでした。