2016年11月05日 17:02
寄合渡から野麦峠に向かって、神谷集落、保平集落と続きますが、保平は昔から信州の伝統野菜「赤かぶ」栽培で有名です。お年寄りに保平かぶについて訊ねましたら「赤かぶいるかい、いるならやるよ」と気を使わせてしまいました。保平には六地蔵と馬頭観音の石仏群が祀られており古い集落だと思いました。野麦街道最後の集落「川浦」は、飛騨高山と繋がりが深く交流が活発に行われていました。川浦は工女の定宿「宝来屋」があり宿泊者全体の6割を占めていたとのことです。冬季は積雪も多いため雪固めや案内などで川浦衆の苦労は相当多かったと思います。六地蔵と馬頭観音の石仏群がここにもありました。毎年5月には、女工さんたちを偲んだ野麦峠まつりが開催されています。冬季間は道路が閉鎖されます。