2016年11月01日 15:35
奈川支所、古宿を経由して旧役場があった黒川渡から上流へ向かって野麦街道を歩きました。錦織成す紅葉が広がっており最盛期を迎えていました。この美しさは古今東西、変わらぬ自然の恵みであり、往時の人々も眺めていたと思うと懐かしあさがこみあげてきました。しばらく歩くと奈川太平の石仏群があり、馬頭観音、大日如来、六地蔵が祀られていました。さらに南の奈川寄合渡は、飛騨、藪原、松本の分岐点で番所が置かれていましたが、今は看板のみでした。道標には「右ハひだ、左ハやぶ原」と刻まれており街道の面影が残っていました。奈川寄合渡には氏神の天空大明神が祀られており、9月第一土曜日には無形文化財の獅子舞が奉納されるとのことです。勇猛果敢な獅子退治の舞とのことで一度見てみたいと思いました。