伊那街道(松島宿~伊那坂下の辻)

シオン120

2016年09月27日 05:01

1 期 日 平成28年9月25日(日)
2 コース 伊那松島駅~松島宿~北殿大泉宿~
       常円寺坂下の辻道標~伊那市駅
3 所要時間 約5時間(見学含む) 約12キロ
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 箕輪町、法界寺の地蔵菩薩像
                   (名匠 守屋貞治作)
伊那市、北殿大泉宿の北殿問屋

 伊那市、常円寺坂下の辻道標

 街道は国道153号線を何回も横断するがほぼ沿線上にありました。松島宿は敵の進入を防ぐ鍵の手は残っておりましたが宿場の雰囲気はなかったです。印象に残ったのは、箕輪町法界寺の高遠の稀代の名匠守屋貞治作の傑作石仏、地蔵菩薩像でした。貞治は仏門に帰依し石仏を掘る時は、香を炊き念仏を唱えながら彫像に励んだとのことです。個性的で精神性を感じる石仏が貞治の特徴と聞きましたが、上諏訪の諏訪家の菩提寺「温泉寺」に多くの石仏が残っています。全国的に活躍した高遠の石工は、高遠藩が税収増加をねらって「旅稼ぎ石工」を奨励したことから、北は青森、南は山口の1都18県におよんだようです。伊那市の北殿大泉宿は北殿村にあった東側6軒に、大泉村から移転した6軒が西側に住居してできた合宿(あいのしゅく)でそれぞれに問屋がありました。伊那市駅の近くに常円寺坂下の辻道標がありました。善光寺街道、権兵衛街道(はびろ道)、高遠への分岐道標で、重要な分去れです。 善光寺街道協議会主催 参加者32名。



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