2016年06月05日 16:04
長久保宿から笠取峠間は、中山道の原道が残っていて新緑をかみしめながら気分よく歩くことができました。峠は江戸幕府の植樹政策によって植えられた樹齢300年の松並木があり素晴らしい景観を形成しています。しかし、松枯れの状況がひどく将来的には景観を維持するのは難しいのではないかと思いました。往時の旅人はここから浅間山を眺め気分を一新して江戸に向かったと思います。
芦田宿では本陣の土屋家住宅を見学させていただきました。奥の上段の間は京風づくりの貴重な座敷棟で往時をそのまま伝えていました。また、大名などの宿泊を今に伝える宿札が残されており昔を偲ぶことができました。
笠取峠について
・雁取峠といわれていたが、浅間山が良く見えるので笠をとった。峠に吹き荒れる風が強く笠が飛ぶなどから笠取峠とつけられたとのことです。