2016年05月11日 15:50
中山道最大難所の和田峠(標高1600m)男女倉は、旧石器時代から和田峠周辺の黒曜石集積地として全国に名だたる流通の拠点でした。奇しくも当日は、日本地質学会から「県の石」として初認定され、記念日に訪れることができました。男女倉口を下って間もなく唐沢の一里塚となります、一対で現存する珍しい一里塚です。
和田宿は本陣も旅籠も江戸時代の出桁造りや格子戸のついた姿を留めており、懐かしい癒しのひと時を過ごすことができました。宿場は隣の下諏訪宿まで5里18町(約22キロ)と長丁場のため、逗留する諸大名の行列や旅人が多く信濃26宿のなかでは規模の大きい宿場町でした。皇女和宮の御下向の際に宿泊されています。