2016年05月11日 06:25
上田城はNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台になり、県内外から大勢の観光客が来場していました。戦国の知将、真田昌幸によって築かれた平城で、400有余年の歴史をもちます。東虎口(出入口)櫓門は平成になって復元されましたが、現在は櫓3基と櫓門1基があります。かつて城の南は千曲川が流れる要害地で石垣や土塁が至る所に残っていました。櫓門の大石「真田石」は直径が3mあり、市街地北方にある太郎山産とのことです。場内の石垣の大部分はこの産地とのことで、築城には相当な労力と苦労があったと思います。もう一つ驚いたのは藩主居館表門が上田高校だったことです。教育に対する上田人の並々ならぬ思い入れと豪胆さを感じました。
上田城の外堀、矢出沢川が直角に曲がる地に、明治になって上田城を買い取ったこの地方指折りの富豪・丸山家が、城から運んで積み直した石垣が残っていました。見事な姿を留めており財力の凄さに驚きました。