木曽・中山道てくてく旅(馬籠宿~妻籠宿)

シオン120

2015年10月09日 14:48

1 期 日 平成27年10月6日(火)
2 コース 馬籠宿ー馬籠峠ー妻籠宿
3 所要時間 3時間30分 約9㎞
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馬籠宿、枡形

馬籠峠石碑

妻籠宿

 馬籠宿は坂道の宿場、島崎藤村・生誕の地、日本百名山・恵那山を仰ぐまちです。木曽11宿の中では唯一坂道の宿場ですが、外国人も大勢訪れる国際色豊かな観光地です。急峻な坂道は石畳で整備され、軒を連ねる宿場は江戸時代の面影を映す素晴らしい景観でした。そのうえ、文豪・島崎藤村を生んだ生家が本陣であり一層の箔をつけています。また、ここから眺める恵那山は地域のよりどころとして存在感があります。妻籠宿までの街道は、木々に覆われた山道で懐かしい匂いのするやさしい道でした。一石栃立場茶屋の茶屋番さんから木曽節のご披露がありましたが、声が透き通っていて良い思いでになりました。馬籠峠には正岡子規の「白雲や青葉若葉の三十里」の句碑もあります。

 妻籠宿は山を背にした宿場で馬籠宿より一段と落ち着いた雰囲気でした。ここは飯田街道との合流点で交通の要衝として賑わっていましたが、敵の進入を防ぐ枡形や高札場も往時の面影を醸し出しており、今も残る江戸のたたずまいは馬籠宿と同様に美しかったです。間宿の大妻籠も卯建ちのある旅籠が昔ながらに残っており良い風情の家並みでした。



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